2013年2月2日土曜日

咲き分けのブラック・ダブル

2010年に初開花の松浦園芸さんから苗で購入したブラックダブルです。艶のある黒にやや赤味の入るグレーのピコティになる花で、非常に気に入っている花なんですが、これがまたくせ者でw

右後ろに写っている花をご覧になれば分かる通り、この個体はダブル、セミダブル、シングルと咲き分けます。

不完全なダブルの個体で、株に力が付くとダブルになったりとか、一番、二番花までダブルで三番花はシングルに咲くとか、そういう物は時々見ますが、これは一番花でもダブルにもセミダブルにもシングルにも咲くし、一番がシングルでも二番花がダブルになったりとか、とにかく安定しません。

 それともう一つ、この個体は花茎が伸びません。花芽の根元から細めの花茎が数本伸び上がって、その先に1~3個の花を付けます。

今年は花芽が三本出来ましたので、地際から花茎が三本上がっていますがどれも非常に貧弱で短い。普通のクリスマスローズのように、太い花茎が一本すっと伸びて先で枝分かれするので無く、根元から分かれます。

とてもじゃないが良い性質とは言い難いです。ですが、何か面白みを感じる個体でもあります。花は好みなので、この株にいくつか交配を試しています。来年あたりからそれらが咲いてくると思いますが、さて、どんな花になりますやら。

あとこの個体、葉芽が出てくるのが非常に遅いです。交配種なら開花のタイミングで、新芽がある程度大きくなっているのが普通なのですが、こやつは下手をすると5月くらいまで葉芽が出てきません。そのまま枯れるんじゃ無いかと毎年ハラハラしてます。

妙な奴だなぁとは思いますが、手が掛かっても律儀に毎年咲こうとしてくれるので、可愛がって育てています。

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