前回と同じくらい? 皆さん窓から見えるあの花、この花と狙いを定めているようでした。
わたしは小輪のネオン系と面白い花は無いかなぁと、のんびり見て回っていると、目の前で次々に消えていくポットたちw
いやもう、みんなすごい勢いでピックアップするんですね。のんびり見てると間に合いません。
ホワイトピコティのSDがとても綺麗でした。大木ナーサリーの花、というと渋~い原種系のイメージがありますが、とてもオーソドックスな花もしっかり手がけていらっしゃいます。
なかでもわたしが毎年楽しみにしているのが、ホワイトのピコティ系。ダブルで可愛いのがあったので、それはゲットしてお持ち帰りしました。
他にもリバースタイプ、グラデーションタイプ、ゴールド系、パーティドレス系?、などできれいなお花が色々ありました。でも、やっぱり緑系のダブルやムルティ交配など、渋系の花が多いのは確かですね。
そんな中で面白い咲き方の花を発見。花型は今ひとつですけど、花茎の出し方が面白い花です。デュメトルムの側枝を伸ばした感じというか、地際からぶわっと枝分かれして、多数の花を一度に付ける感じ。
今までこういう咲き方のクリスマスローズは見たことが無かったので、とても面白いと思いました。花の色は葡萄色というのでしょうか、特徴のあるパープルでした。
この花も気に入ったのでお持ち帰り。他には悩んだ末の小輪ネオン系を一つと、Slovenia 産のアトロを買いました。自分はトルカよりアトロのほうが好きなんですよね。
花の大きなものや草姿の乱れるものも多いですが、丈夫で花付きが良い事が気に入っています。トルカはちょっと気むずかし屋で、扱いにくい個体が多いです。
今回これは!? と思ったのがこちらの花。見た目は原種のダブルそのものに見えます。でも大木さんに伺ったところまぎれもないハイブリッドだそうです。
原種F1 どころじゃなくて、けっこう色々と交配してあるのだとか。このすっきりとした緑一色に、形良く並ぶ花びらの雰囲気は、ハイブリッドで洗練されてきた遺伝子のなせる技なのでしょうか。
原種のダブルは三種類しか手元にありませんが、確かにちょっと花びらに縒があったり、真下を向く咲き方だったり、鑑賞の点からは残念な部分もあります。
斜め下を向いて咲く所や形の良さは、原種そのものではない事の証なのかもしれません。株元から伸びている新葉も、原種のトルカにしたら出てくるのが早いと感じます。
花径はわずか3.3cm。デュメトルムよりは大きいですが、手元にあるモンテネグロ産のトルカ(セルビクムと同種と考えられています)より、一回り小さいです。
ボスニアのトルカ? だったかな、を使ったそうなので、それなら納得です。クロアチアやボスニアのトルカは花が小型のものも多くて、下手をすると2cm無い小さな花の個体もあります。
やっぱり原種の花は面白いですね。これは原種ではないので、たぶん育てやすいです。当然お持ち帰りしましたw