2015年10月10日土曜日

お絹さんの株分けと秋咲き球根

先週の土曜にお絹さんの株分けを行いました。我が家に来てから5年目になります。2月の開花中に実家に持っていって見せたところ、すっかり父親が気に入ってしまい分けて、とw

その後順調に育って8芽になりました。3芽と5芽に分けられたので、3芽のほうを父にプレゼントしようと思います。

左の6号ローズポットに植えてあるのが3芽株です。夏中も一日の当たるところに置いていたのと、6月以降肥料を切っていたので黄色っぽい葉になっています。

そろそろ液肥を上げ始めるので、元の濃い緑色に戻って来ると思います。約5年お絹さんと付き合って思ったのですが、めっちゃ丈夫ですね。寒さにも暑さにも強い。原種のニゲルよりよほど育てやすいです。

株分けするのにだいぶ根を傷めてしまいましたが、何事も無かったようにピンと伸びた葉っぱを広げています。11月末まではしっかり肥培して、お花に期待しようと思います。

 大木さんの所で原種のシクラメンや、アフリカの球根類の販売が始まりました。以前からプルプラセンスのシルバーリーフが欲しかったので、さっそくゲット。残念ながらお花はもうすぐ終わってしまいますが、とても良い香りです。

写真の通り置いているのは室内ですが、山善の「お部屋畑」という水耕栽培セットのトレイに置いています。これ、かなり明るいLEDライトがついていて、葉野菜やハーブ、ラディッシュなどが育てられます。

春から夏の間はラディッシュとアサツキとルッコラを育てて食べていました。けっこう美味しく出来るし、室内なので虫害の心配も無く、電気代も月に200円しないので、お得商品と思います。

冬咲きの球根とシクラメンの管理を……と考えたところでこれの利用を思い付きました。

 ちょうど開花中の Polyxena sp. 4748 です。番号は南アフリカの種子販売で有名なシルバーヒルの管理番号だそうです。

草姿の割に大きな純白のお花が咲きます。ポリキセナの白花種というと、マウガニーが一般的ですが、これは花数が少なくて全体に小型な面白い種類だと思います。

研究が進めば学名が付くのでしょう。現在はラケナリアに再分類されたそうなので、ラケナリア属として名前が付くように思います。

 マッソニアもこれから咲きます。ざらざらした感じの葉っぱがとても面白いですが、お花が咲くとさらに面白い上に香りも良いという。

知人が以前から育てていて、花が咲くと匂いをかぎに寄らせてもらっていましたw

球根に限らず多肉っぽいものの中には、嫌なにおいのお花を付ける種類もありますが、幸いこの種とピグマエアは良い香りのようです。

冬の間は球根のお花で過ごすのもおつなものかもしれません。

2015年2月28日土曜日

大木さんの即売会二回目

Gallery trax さんでの今年二回目の即売会です。今日も人いっぱいかな……と11時ちょうどに現地へ着くと、入り口で並ぶ人たちがw

前回と同じくらい? 皆さん窓から見えるあの花、この花と狙いを定めているようでした。

わたしは小輪のネオン系と面白い花は無いかなぁと、のんびり見て回っていると、目の前で次々に消えていくポットたちw

いやもう、みんなすごい勢いでピックアップするんですね。のんびり見てると間に合いません。

ホワイトピコティのSDがとても綺麗でした。大木ナーサリーの花、というと渋~い原種系のイメージがありますが、とてもオーソドックスな花もしっかり手がけていらっしゃいます。

なかでもわたしが毎年楽しみにしているのが、ホワイトのピコティ系。ダブルで可愛いのがあったので、それはゲットしてお持ち帰りしました。

他にもリバースタイプ、グラデーションタイプ、ゴールド系、パーティドレス系?、などできれいなお花が色々ありました。でも、やっぱり緑系のダブルやムルティ交配など、渋系の花が多いのは確かですね。




そんな中で面白い咲き方の花を発見。花型は今ひとつですけど、花茎の出し方が面白い花です。デュメトルムの側枝を伸ばした感じというか、地際からぶわっと枝分かれして、多数の花を一度に付ける感じ。

今までこういう咲き方のクリスマスローズは見たことが無かったので、とても面白いと思いました。花の色は葡萄色というのでしょうか、特徴のあるパープルでした。

この花も気に入ったのでお持ち帰り。他には悩んだ末の小輪ネオン系を一つと、Slovenia 産のアトロを買いました。自分はトルカよりアトロのほうが好きなんですよね。

花の大きなものや草姿の乱れるものも多いですが、丈夫で花付きが良い事が気に入っています。トルカはちょっと気むずかし屋で、扱いにくい個体が多いです。

今回これは!? と思ったのがこちらの花。見た目は原種のダブルそのものに見えます。でも大木さんに伺ったところまぎれもないハイブリッドだそうです。

原種F1 どころじゃなくて、けっこう色々と交配してあるのだとか。このすっきりとした緑一色に、形良く並ぶ花びらの雰囲気は、ハイブリッドで洗練されてきた遺伝子のなせる技なのでしょうか。

原種のダブルは三種類しか手元にありませんが、確かにちょっと花びらに縒があったり、真下を向く咲き方だったり、鑑賞の点からは残念な部分もあります。

斜め下を向いて咲く所や形の良さは、原種そのものではない事の証なのかもしれません。株元から伸びている新葉も、原種のトルカにしたら出てくるのが早いと感じます。

花径はわずか3.3cm。デュメトルムよりは大きいですが、手元にあるモンテネグロ産のトルカ(セルビクムと同種と考えられています)より、一回り小さいです。

ボスニアのトルカ? だったかな、を使ったそうなので、それなら納得です。クロアチアやボスニアのトルカは花が小型のものも多くて、下手をすると2cm無い小さな花の個体もあります。

やっぱり原種の花は面白いですね。これは原種ではないので、たぶん育てやすいです。当然お持ち帰りしましたw

2015年2月25日水曜日

絹の花

あったかいんだからぁ~、というわけで、順調に開花が進んでいます。二番目の花が咲き始めました。花びらの先が尖っているのは、このつぼみが一番最初に大きくなり始めたから。

本当なら一番花はこちらになったはずなのですが、二番目のつぼみが追い込みをかけて先に咲いたという。同じ株の別な花茎なだけなのですが、微妙な差があって面白いです。

こちらの花はあまり花弁化が進んでいません。ちらほらと数枚の小花弁が見られるだけです。

三番、四番も順調で、週末には揃って咲いた姿を見せてくれると思います。

それにしても、つぼみの濃いチェリーピンクが、開くに従って薄桃色に変化するのが何ともいえません。ずっと濃いままでもきれいだろうなと思いますが、移り紅という和風な感じが、いかにも「絹」らしさを感じます。

まだ薄めの液肥を上げているだけですが、一番花が咲き進んだら固形肥料を上げようかと思っています。

最後に、先日若泉さんの所で購入してきた花を。こちらはつぼみで買ってきた小輪のクリーム。近くに同じ雰囲気の一回り大きな花のポットがあったので、たぶんこちらの方が小さいかな? と思って連れてきました。

4cmくらいの大きさで、原種系小輪の雰囲気です。クロアチクスの交配種かな? 花びらの根元にスポットが少し入ります。抱え咲きの可愛らしい雰囲気です。

若泉さんの花には珍しい気がします。これからも色々なタイプを作ってくれると期待しています。