2013年2月13日水曜日

アブルジクスが開花しました。

原種の中では花が大きくて、遅咲きである事が知られているアブルジクスが咲き始めました。この株はNSだと思いますが、葉の特徴や花の特徴から交雑していないと思います。

鉢は15cmのスリットロング鉢。花のおよその大きさが分かると思います。手持ちの原種の中では、アブルジクスが一番の遅咲きなので、この花が咲くと今年もそろそろ終盤だなぁ……なんて思います。

落葉性の原種ですが、寒風に当てないとこの時期までギリギリ葉が残ります。茶色く枯れ混み始めているので、直に自然と枯れてしまうのですが。

花はヴィリディスを一回り大きくしたような感じと言いますか、濃いめの緑色でしっかりした花を咲かせます。あまり黄色の色素は感じません。

時々香りのある個体の話を聞きますが、アブルジクスには香りが無いのが標準のようです。あっても緑茶の香りというか、変なにおいが少しするくらいです。

アブルジクスの変異個体群と言われる MT0002 は開花時期も早く、花に香りもあります。ベースの緑色ももっと明るい黄緑色で、花の形もやや抱え咲きの丸弁傾向です。

全ての MT0002 がそうなのかは分かりませんが、我が家で今年7年目を迎える MT0002 はそんな感じです。あくまで想像ですが、ボッコネイの本土タイプと交雑して成立した個体群なんじゃ無いかなと思っています。遺伝子の調査が進めばいずれ解明されるかもしれません。

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