2013年1月21日月曜日

リゲルの花

つぼみから咲くまでなかなか生長しなかったバラーディアエがようやっと咲き始めました。種子親に斑入りのリヴィダス、花粉親にダブルファンタジーを用いた交配です。

今のところ全ての株が薄いピンクのつぼみを上げていますが、どれも似たような花色になりそうです。開いてきたのはまだ4株ですが、全てこの写真と似たような感じで、バラーディアエらしい花になりました。

ちょっとアクセントになっているのは雌しべの先端にピンク色が入っている事。これはダブルファンタジーから受け継いだ形質です。リヴィダスの斑入りは雌しべに色が乗ってなかったので。今のところ開いている株は全て雌しべがピンクになってます。優性遺伝なんですね。

花の大きさは一般的なエリックスミシーと同じくらいで、意外と大きいです。草姿がコンパクトですっきり立ち上がる割に花が大きいというのは、鉢物としてみた場合に良い性質だと思います。耐寒性はリヴィダスよりは強くなっていると思いますが、ニゲル程あるかな?

根の形質はリヴィダスよりニゲル寄りです。しなやかで折れにくく、扱いやすい根になっていました。きっと過湿にもある程度耐性がついて育てやすくなっていると思います。事実、双葉からここまで一本も枯れてないし。

ニゲルの八重を使っても簡単にはネクタリーが変化しませんねー。有茎種のダブルとか聞いた事ないし、壁があるのかも。この交配で自殖出来れば良いのですが、残念な事に H. x ballardiae は不稔性と言う事が知られています。逆交配のリゲルといえど、きっとタネ出来ないんだろうなぁ……

試しに花粉付けはやってみますけどねw 無駄と思いつつもとりあえずやる。それがわたしのポリシーです。

0 件のコメント: