2013年1月19日土曜日

デュメトルムのダブルとクロアチア産トルカ

先日つぼみを紹介した大木さんのデュメトルム・ダブルの苗がようやっと開き始めました。寒い日が続いてますからねぇ……がんばって。

真横から見たところです。花梗の長さが際立っているのがお分かりになるかと。デュメトルムの特徴の一つですね。

抱え咲きになってくれそうなのと、少しですけど白抜けピコティになってくれているのが嬉しいポイント。草丈はそれ程出ていませんので、背が高くなるタイプでは無いようです。

 花を下からのぞき込んでみました。意外と内側の花弁も大きく育っています。枚数は少なめかな。もっと細い花弁を想像していたのですが、幅があってふっくらした感じはなかなか良いです。

花弁も少し白抜けしてますので、花弁化の状態は進んでいるようです。雄しべと雌しべも見た感じでは正常そうです。

完全に開くと 2.5cm位の大きさの花になりそうです。



 やや斜めから。それにしても、最近は緑の花ばかり写真に撮ってるなぁw 緑色って再現難しい気がしてます。

デュメトルムの開花株もいくつか咲いているのですが、全部が同じ緑色じゃ無くて、粉白色を乗せたものや、黄緑色の強いものもあります。

個体差として固定しているようなので、白抜けピコティほどの特徴ではありませんが、交配する時は気を付けるようにしています。

さてさて、この子はこれからどんな花を産みだしてくれるでしょうか。

 TM08016、クロアチアの Korenica産のトルカータスも開き始めました。このくらいの時が一番綺麗だなぁと思いますが、トルカだとあまり開かずにこのくらいで止まってくれるものもあるので期待中。

強めのピコティとベインが入る花になりました。しかもピコティやベインの色合いが、明るめの赤紫なのでシルバーリーフとの良いコントラストになっています。

大きさはかなり小さい方なので、全開しても 2cmいかないんじゃ無いかと思います。ボスニアのトルカよりちょっと小さめな感じ。

クロアチアのトルカータスの花は初めてなので、こういう特徴の花がどの位咲いているのか興味があります。

こちらはティム・マーフィーさんのコレクトシードからの開花ですが、昨年や今年はトムさんや国内ナーセリーの方が現地で採種してきた苗をいくつか育てています。

この花と同じ Korenicaと言うところの苗も3株育て中ですが、あまりシルバーな感じはしない葉が出ています。コロニーが違うのでしょうか。

Korenicaって言っても村の地名ですので、その中で何カ所かトルカータスが生えている場所があるのだと思います。ボスニア・ヘルツェゴビナとの国境に近い村のようですので、トムさんの言うムルティフィダスとの自然交雑が進んでいるコロニーなのかもしれません。

トルカータスは今後の研究次第では、細かく分けられてしまうかもしれませんね。とりあえずこの花は可愛いので、育てていて楽しいです。この赤紫色はうまく取り入れたいな。

0 件のコメント: