2014年3月2日日曜日

リグリクス WM0710 が開き始めました

本日は雨です。昨日に続いて雪にならずにほっとしていますが、河口湖の方で30cm越の積雪らしくて心配です。あちらは雪かきの進んでないところも多いので、雪崩など二次被害が無いといいなぁ。

WM0710 が結構開いてきました。ウィルさんのNS系リグリクスを数株育てていますが、それらとほぼ似た感じです。丸弁のカップ咲きで、とても良い匂いがします。

まだ開葯していないので開花ではありませんが、この状態でも雨模様にかかわらず結構強く香ります。自生地だと花のある方向が香りで分かる、というのも本当みたいに思えます。

 開花まで長く待たされたリグリクスでしたが、待って良かったと思いました。花型の良さと香りの良さ、強さとどれも手持ちの中では最上です。やや育てにくい部分はセルフで増殖を繰り返す上で選抜していくしかないかなと。セルフだと弱勢が起こりそうなので、出来れば別のサイトのリグリクスとクロスで種子を採りたいです。

リグリクスといえばリグラリア半島の付け根付近が産地として有名です。その後も他の研究者も含めてウィルさん自身も数カ所の離れた自生地を確認しているようです。ただそれらがリグリクスそのものなのか、ヴィリディス、ボッコネイなどと交雑しているかは研究中だそうです。

このサイトのものは典型的、と表現されているのでおそらくリグラリア半島に近いところのものではないかと思います。 今年が寒かったからなのか、前年の葉は全て年明けすぐに枯れてしまいました。

リグリクスは常緑種という「常識」があったのでこれは意外でした。オドルスはどうやっても枯れることなく、茶色くはなりますが春まで残る物が多いです。他のNS個体はどれも枯れずに残っていますので、ムムム……という感じ。

大木さんの即売会に行ってきました。今シーズンは大雪で大変だったと思いますが、これからも可愛らしい花の育種に努めて頂けると期待してます。
大雪でハウスが被害に遭われたお話もうかがいました。不幸中の幸いというか、育苗中の苗の大半は無事に救い出せそうだとお話しされていました。

それでもまだまだ雪が残っていて、壊れたハウスの撤去にも時間が掛かると大変そうです。人ごとではないなぁと身につまされる思いです。大木さんには色々面白いお話も聞かせて頂いたので、これからも大いに楽しみにしようと思いました。

左の花は即売会で購入してきたプラプラセンス交配の中輪花です。自分の手元には原種系の渋い色目のものばかりになってしまって、始めたばかりの頃のピンク系の花が一つも無くなってしまいました。

そのせいか余計にこの花が可愛らしく、買って買って~とアピールしていましたので連れ帰りました。スモーキーピンクという色合いになるそうです。これにイエロー系を足してもアプリコットにはならない感じがしますけど、抱え咲きの花弁少なめの優しい感じが気に入っています。

アプリコットといえば樋口さん。ウィンターシンフォニー・スウィングが中輪のアプリコットであるみたいです。それと比べても悪くない花だと思いますが、どうでしょうか。

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