2014年3月9日日曜日

絹とクロアチクスが咲き始め

まだ夜間は氷点下になる日が続いていますが、日中は10℃を越える日も多くなりました。お絹さんがやっと咲き始めです。昨年末からずいぶんと長く掛かりましたが、戸外だとこのくらいのペースが本来なのかも。

貝のように閉じていた外側の二枚は薄桃色に、内側の三枚は桜色に染まっています。まだ開葯してはいませんが、雄しべは開いてきていてニゲルの性質が良く出ています。

一つの花茎につぼみが三個付くようです。ニゲルの枝咲きというタイプがありますが、それとはちょっと違う雰囲気。もっとまとまって花が付くようですね。

雌しべの先に紅が乗っているのが若泉さんのニゲルの特徴です。ワンポイントがあることで締まって見えて可愛いです。
 花の大きさは中輪という所でしょうか。5cmくらいの大きさで、大きすぎず小さすぎず。花形は完全にチベタヌスのものですね。苞葉の雰囲気もチベタヌスです。

アシュードのピンク・アイスは花の雰囲気や苞葉の感じが割とニゲルを思わせる部分があるんですが、若泉さんの絹は質感といい、花形といいチベタヌスです。雄しべの広がるさまと色にニゲルを感じます。

あと容姿と花茎の上がり方とか。全体の雰囲気は明らかにニゲルなんだけど、花だけに注目するとチベタヌス。なんか不思議な花です。


 クロアチクスのダブルもようやっと開いてきました。原種のダブルは他にはデュメトルムとトルカのモンテネグロのものしかありませんが、それらと比較しても育てやすくて毎年良く咲きます。

稔性もしっかりあるのでセルフでの種取を毎年していますが、それらが咲くまでまだまだ掛かりそうです。採れる種子の量が少ないのもあるかもしれませんね。

それと苗の内は案外弱くて、枯れる個体は一年目で枯れてしまったりします。育て方に問題がありそうですが、まぁこれは仕方ないかな。

若泉さんの卑弥呼、昨年末から開花を始めてようやっと最後のつぼみが間もなく開きます。なんと四ヶ月も咲き続けていることになります。戸外だと長い冬の間をずっと咲いてくれている、あらためてすごい花だと思いました。

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