2014年2月1日土曜日

リグリクスとデュメトルム・ダブル

 つぼみの写真ばかり続いてしまいますが、今月中にはどちらも咲いてくれると思います。今日みたいな暖かい日が続けばすぐ咲きそうです。

これはWM0710のコレクターズNo.を持つリグリクスです。原地採取個体の株分け品なので、Wildの個体です。これはリグリクスの発見者であるウィル氏が「最もリグリクスらしいリグリクス」としているコロニーのものだそうです。

標本個体が採取された基準産地のものでは無いかもしれませんが、かなり近い特徴を持っている物と推測しています。つぼみがわりと丸っこい感じで咲く前から可愛いつぼみだなぁと思ってみています。


入手は2011年2月なので3年目でようやく花を付けてくれました。いままでリグリクスは生長の早い、育てやすい原種とばかり考えていましたが、この個体に関していえばそれ程育てやすくはありません。さて、今までとは違った花が咲くのでしょうか。少なくともリグリクスは常緑性が強いと考えていたわたしの中の常識はこの個体のせいで崩れましたw


もう一つが二回目の開花を迎えるデュメトルムのダブルです。こちらは大木ナーサリーさんの実生個体で、ウィル氏がハンガリー郊外で発見したデュメトルムのダブルの Selfで採種された子供たちです。

こちらはいたって原種っぽいというか、育てにくいです。実生でたくさん流通している一重のものより花芽も付きにくいと感じています。

個体差なのか純系になりすぎて弱勢を起こしているのかわかりませんが、クリスマスローズは元々他家受精の性質を持つ花なので、純系に固定しすぎると色々問題が起こるのは仕方ないのかもしれません。

別系統のデュメトルム・ダブルを手に入れて、クロスで増やしてみたいですね。

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