2014年2月27日木曜日

ようやく? そろそろお絹さんも咲きそうです



大雪が降ったり寒かったりでなかなか生長しなかったお絹さんですが、この頃の暖かさのお陰でようやくつぼみが大きくなってきました。

例年に無く低温が続いたので、一時はつぼみが凍ったままダメになってしまうかとハラハラしましたが、意外と丈夫です。

サンシャインの展示品を見ても、若さま本家でも葉を切ってしまっているので、我が家でも古葉を切ることにしました。薄茶色になってしまって見苦しかったので、葉が付いていない姿がすっきりして見えますね。

花茎は四本のようです。つぼみは一茎あたり3個という感じでしょうか。花付きの良い交配種だと思いました。早く開いてくれないかなぁ。
 リグリクスもようやくこんな感じ。水仙を上品にしたような、甘めの香りがすっきりと香ります。今まで育てていた実生系のリグリクスとはちょっと違う感じです。

ウィルさんの実生個体はいくつか育てていますが、どれも丸弁でカップ咲きの花型が良い個体です。この現地採取のものも丸弁でカップ咲きになりそうなので、この系統を実生で増やしているのかなと思いました。

香りの強さで言うとかなり強いです。雨の日でも側によると香りが分かります。晴れれば更に強く香りそうで楽しみです。


 デュメトルムのダブルもつぼみがはっきりしてきましたが、やっぱりこの個体はあまり強くないと思っています。

昨年の初開花の時も三つあったつぼみのうち一つが咲かずに潰れてしまったし、今年も左の脇枝に一つ、右の主枝に一つ咲きそうなつぼみがありますが、他の三つは潰れそうです。

かなりしっかりと肥培して、栄養状態を良く保ってやらないと多くの花を咲かせるのは難しい個体なのだと思います。もともと原種なんだからその位クセはあるんだろうとは思いますが、デュメトルムはやっぱり難しい。



 クロアチクスのダブルも間もなく咲きそうです。こちらはデュメトルムに比べるといたって育てやすく、現地採取のクロアチクスもいくつか育てていますが、やっぱりそれも育てやすいのでクロアチクス自体が強健な種なのだと思います。

昨年の秋に植え替えをしていないので、丸一年以上そのままです。暖かくなる前に一回り大きな鉢に植え替えて根を緩めるか、欲しい人が多い個体なので株分けしようか考え中です。

クロアチクスに関しては株分け後の増殖も良いと感じていますので、分けちゃってもいいかなと思っています。


2014年2月9日日曜日

大雪

乗るしかないこの……的な。16年ぶりの記録的な大雪だそうで。地元でも13年ぶりに積雪43cmとかなんとか。

昨日から雪かきで腰が痛いです。

先週一週間は寒さのせいかほとんどつぼみの生長は見られずで、牛歩のようにゆっくりです。

月末くらいになりますかねー。

2014年2月1日土曜日

リグリクスとデュメトルム・ダブル

 つぼみの写真ばかり続いてしまいますが、今月中にはどちらも咲いてくれると思います。今日みたいな暖かい日が続けばすぐ咲きそうです。

これはWM0710のコレクターズNo.を持つリグリクスです。原地採取個体の株分け品なので、Wildの個体です。これはリグリクスの発見者であるウィル氏が「最もリグリクスらしいリグリクス」としているコロニーのものだそうです。

標本個体が採取された基準産地のものでは無いかもしれませんが、かなり近い特徴を持っている物と推測しています。つぼみがわりと丸っこい感じで咲く前から可愛いつぼみだなぁと思ってみています。


入手は2011年2月なので3年目でようやく花を付けてくれました。いままでリグリクスは生長の早い、育てやすい原種とばかり考えていましたが、この個体に関していえばそれ程育てやすくはありません。さて、今までとは違った花が咲くのでしょうか。少なくともリグリクスは常緑性が強いと考えていたわたしの中の常識はこの個体のせいで崩れましたw


もう一つが二回目の開花を迎えるデュメトルムのダブルです。こちらは大木ナーサリーさんの実生個体で、ウィル氏がハンガリー郊外で発見したデュメトルムのダブルの Selfで採種された子供たちです。

こちらはいたって原種っぽいというか、育てにくいです。実生でたくさん流通している一重のものより花芽も付きにくいと感じています。

個体差なのか純系になりすぎて弱勢を起こしているのかわかりませんが、クリスマスローズは元々他家受精の性質を持つ花なので、純系に固定しすぎると色々問題が起こるのは仕方ないのかもしれません。

別系統のデュメトルム・ダブルを手に入れて、クロスで増やしてみたいですね。