2014年1月30日木曜日

ダブル・クロアチクス

 今年で4年目になるクロアチクスのダブルが順調につぼみを大きくしてきました。株分けを何度かしていますが、小さく分けすぎなければ意外と良く殖えるなぁと感じています。

原種のダブルの中でもクロアチクスについては、交雑していて原種とは言えないとか、クロアチクスでは無いのでは? など様々に言われています。

自分も可能な限り調べてみましたが、この個体が確実にクロアチクスであり、園芸品種と交雑していないという確証は持てていません。

ただ昨今流通しているYさんの物でも、若泉さんの物でも、ましてや大木さんの物でも無い、ちょっと変わった由来の個体なので自分はクロアチクスで間違いないだろうと考えています。

文献をいくつか当たってみましたが、クロアチクスの特徴とされる花梗や苞葉の繊毛はまばらな個体もあればかなりはっきりとわかる個体もあるようです。ただ過去のデータ程クロアチクスでは無い、クロアチア産のアトロルベンスに対して調査してしまっている可能性があり、何とも言えません。

原種であるのか無いのか、何物なのか今ひとつはっきりしていませんが、譲って頂いた方の話しを信じて大事に育てています。花はとても可愛らしいバイカラーのダブルです。

先週より少しだけ大きくなってきたお絹さん。本家の若さまの元では既に開花が始まっていくつか販売もされているようです。やっぱりここは寒いのかなぁと思いながら、まだかな~と毎日待っています。

年末に咲き始めた卑弥呼はまだ一番花が雄しべが落ちきらずに咲いています。温度のあるところだと一週間程で老けてしまう花も、冬の戸外だと一ヶ月近く楽しめます。

二番花もそろそろ咲き始めますので、桜が咲くまでまだまだ美しい姿を楽しめそうです。

2014年1月23日木曜日

色づいてきたお絹さん

 絹もこの頃の暖かさのお陰かだいぶつぼみが大きくなってきました。このままだと二月中旬には咲いてしまいそうですね。戸外で過ごさせているので、山梨の冬は寒くて厳しいと思います。

手前に写っている苞葉が凍害を受けて白っぽく変色しています。葉先と言うよりは半分以上が凍って寒風にあおられてフリーズドライになってしまいました。

クリスマスローズはニゲル以外のほとんどの種類は、大きな苞葉でつぼみを守っています。ニゲルを片親に持つ絹ですが、チベタヌスの性質のお陰か大きめの苞葉でつぼみは守られています。
一番左端と二番目、右端の三つは花芽です。真ん中下向きの芽は大きめですが残念ながらつぼみは無さそうです。昨年もこのくらいの大きさの芽が二つ付きましたが、どちらも葉芽でした。

チベタヌスのピンク色を想像していると、それよりはずいぶんと紅色の強いつぼみだなと思います。桜のように淡いピンクの花が咲くのか、それともこんな感じの濃いめのピンクになるか。

若泉ファームさんより苗が届けられた時に、ちょっといたずらしている物です、という感じのメッセージが付いていました。もしかしたらこの絹は、今までの若さまの絹とは少し違った系統なのかもしれません。

まーそんな事は無いと思いますがw あと一ヶ月もすれば結果がわかりますので楽しみです。

2014年1月13日月曜日

卑弥呼

卑弥呼がようやっと咲いてくれました。昨年に若泉ファームより購入した株で、今年は二年目の開花です。これは卑弥呼の中でもネクタリーが黄緑になるタイプ。

つぼみは昨年のうちに上がって大きくなっていましたが、寒い日が続いたのでほぼ一ヶ月ほとんど生長しませんでした。株元にある二番、三番のつぼみはどれもまだ小さくて、こちらは本格的な春の訪れまでお休みな感じです。

 昨年も思いましたが、卑弥呼の花びらは厚くてしっかりしています。毎晩凍って溶けてを繰り返していても傷んだところが見当たりません。

クリスマスローズは本当に寒さに強いんだなぁと感心しています。ただ、雪の下に埋もれてしまうような場所だと雪解けまで芽を出さないことを願います。山梨は空っ風が吹きすさぶ真冬の寒さ。辛い環境でもしっかり咲いてくれます。

抱え咲きで控えめなうつむき咲き。色もしっかりと赤いクリスマスローズです。