2014年3月14日金曜日

うなじ美人

本日晴れたので、二番目の花が綺麗に開きました。裏側は紅も濃いめで脈状に色が乗ります。

花梗と花びらの付け根付近は抹茶色? ベースのうす桜色に紅、緑がブレンドされて、かさね色の配色のように実に和の雰囲気を醸しています。

完全に開いた大きさは中輪のニゲルと同じくらいでなかなか見応えのある花になりました。









三番目の花は少し間が空いて咲き始めると思います。地際から新芽が上がり始めていて、数えると六本の新芽がありました。順調に育ってくれれば来年は豪華な株立ちのお絹さんが楽しめそうです。

その為にも早めのタイミングで一回り大きな鉢に植え替えたいところ。















今年は花茎四本でしたが、秋の段階では二芽の株でした。単純には行かないと思いますが、新芽の数から計算すると来期は10~12本の花茎が上がるのを期待してもいいのかも。

いくつかはセルフで採種しようと思います。二番目の花は5枚の花弁化が確認できるので、予想していたよりダブルの遺伝子が発現しているのかもしれません。

6年後、ダブルの絹は誕生するでしょうか。

2014年3月13日木曜日

雨の中の絹

久しぶりの雨になりました。お絹さんも二番花が咲き始めて、ようやっと豪華な雰囲気になってきました。


最初の花は何度か強い低温にあたったせいか、花びらの所々に傷みがあります。それとクリスマスローズの開花時の特性で、低温状態で咲くと花びらが剣弁化する傾向が出ています。

色合いはほんのりした桜色で、シルクのベールを思わせるふわりとした感じです。触ってみると実際には硬めでしっかりした花びらなのですが。












二番花は丸く、ピンクも濃いめに残っています。花の大きさはどちらも同じ位ですが、やはり開花時の温度の影響は大きいなと思いました。

どちらも花をのぞき込むと、一部の蜜腺が花弁化しています。ほんの数枚で割合は少ないのですが、絹は後代が作れますのでセルフで種子を採って撒いたら面白い花が咲くかも、なんて夢を持たせてくれますね。

まさしく和の趣の花だと感じました。若泉さんすげー。

2014年3月9日日曜日

絹とクロアチクスが咲き始め

まだ夜間は氷点下になる日が続いていますが、日中は10℃を越える日も多くなりました。お絹さんがやっと咲き始めです。昨年末からずいぶんと長く掛かりましたが、戸外だとこのくらいのペースが本来なのかも。

貝のように閉じていた外側の二枚は薄桃色に、内側の三枚は桜色に染まっています。まだ開葯してはいませんが、雄しべは開いてきていてニゲルの性質が良く出ています。

一つの花茎につぼみが三個付くようです。ニゲルの枝咲きというタイプがありますが、それとはちょっと違う雰囲気。もっとまとまって花が付くようですね。

雌しべの先に紅が乗っているのが若泉さんのニゲルの特徴です。ワンポイントがあることで締まって見えて可愛いです。
 花の大きさは中輪という所でしょうか。5cmくらいの大きさで、大きすぎず小さすぎず。花形は完全にチベタヌスのものですね。苞葉の雰囲気もチベタヌスです。

アシュードのピンク・アイスは花の雰囲気や苞葉の感じが割とニゲルを思わせる部分があるんですが、若泉さんの絹は質感といい、花形といいチベタヌスです。雄しべの広がるさまと色にニゲルを感じます。

あと容姿と花茎の上がり方とか。全体の雰囲気は明らかにニゲルなんだけど、花だけに注目するとチベタヌス。なんか不思議な花です。


 クロアチクスのダブルもようやっと開いてきました。原種のダブルは他にはデュメトルムとトルカのモンテネグロのものしかありませんが、それらと比較しても育てやすくて毎年良く咲きます。

稔性もしっかりあるのでセルフでの種取を毎年していますが、それらが咲くまでまだまだ掛かりそうです。採れる種子の量が少ないのもあるかもしれませんね。

それと苗の内は案外弱くて、枯れる個体は一年目で枯れてしまったりします。育て方に問題がありそうですが、まぁこれは仕方ないかな。

若泉さんの卑弥呼、昨年末から開花を始めてようやっと最後のつぼみが間もなく開きます。なんと四ヶ月も咲き続けていることになります。戸外だと長い冬の間をずっと咲いてくれている、あらためてすごい花だと思いました。

2014年3月5日水曜日

絹がほころんできました

もう雪はかんべんして欲しいなぁ。と、例年に無く寒い日が続いている当地ですが、ようやっとお絹さんが咲きそうです。花茎はあまり伸びていないので、鉢の縁に付いてしまいそうです。

つぼみはかなり濃いローズピンクです。生長してひとまわり、ふたまわりと大きくなるにつれて、だんだんと色が薄く、桜色に変化していきます。チベタヌスもつぼみは濃い色で、開くと薄くなる変化が見られますが、この絹は色の濃淡が変わる幅が大きいように思います。

組み合わせているニゲルの特性でしょうか。花びらの質感も独特のものがあって、和紙のようなしかみが見られます。アシュードのピンク・アイスはこのしかみがあまり感じられない、どちらかというとつるっとした花です。

絹もピンク・アイスもニゲルとチベタヌスの交配種ですが、選ぶ親同士でかなり違った結果になるのだと思いました。耐暑性など育てる上での性質も、絹の方がより日本の風土に適して、育てやすいように思います。


 先日のリグリクスの花は、このくらいまで開いてきました。早朝で雪が降っている状態でもしっかりと香ります。やはりウィルさんのお墨付きの個体は良いものだなぁと改めて思いました。

2014年3月2日日曜日

リグリクス WM0710 が開き始めました

本日は雨です。昨日に続いて雪にならずにほっとしていますが、河口湖の方で30cm越の積雪らしくて心配です。あちらは雪かきの進んでないところも多いので、雪崩など二次被害が無いといいなぁ。

WM0710 が結構開いてきました。ウィルさんのNS系リグリクスを数株育てていますが、それらとほぼ似た感じです。丸弁のカップ咲きで、とても良い匂いがします。

まだ開葯していないので開花ではありませんが、この状態でも雨模様にかかわらず結構強く香ります。自生地だと花のある方向が香りで分かる、というのも本当みたいに思えます。

 開花まで長く待たされたリグリクスでしたが、待って良かったと思いました。花型の良さと香りの良さ、強さとどれも手持ちの中では最上です。やや育てにくい部分はセルフで増殖を繰り返す上で選抜していくしかないかなと。セルフだと弱勢が起こりそうなので、出来れば別のサイトのリグリクスとクロスで種子を採りたいです。

リグリクスといえばリグラリア半島の付け根付近が産地として有名です。その後も他の研究者も含めてウィルさん自身も数カ所の離れた自生地を確認しているようです。ただそれらがリグリクスそのものなのか、ヴィリディス、ボッコネイなどと交雑しているかは研究中だそうです。

このサイトのものは典型的、と表現されているのでおそらくリグラリア半島に近いところのものではないかと思います。 今年が寒かったからなのか、前年の葉は全て年明けすぐに枯れてしまいました。

リグリクスは常緑種という「常識」があったのでこれは意外でした。オドルスはどうやっても枯れることなく、茶色くはなりますが春まで残る物が多いです。他のNS個体はどれも枯れずに残っていますので、ムムム……という感じ。

大木さんの即売会に行ってきました。今シーズンは大雪で大変だったと思いますが、これからも可愛らしい花の育種に努めて頂けると期待してます。
大雪でハウスが被害に遭われたお話もうかがいました。不幸中の幸いというか、育苗中の苗の大半は無事に救い出せそうだとお話しされていました。

それでもまだまだ雪が残っていて、壊れたハウスの撤去にも時間が掛かると大変そうです。人ごとではないなぁと身につまされる思いです。大木さんには色々面白いお話も聞かせて頂いたので、これからも大いに楽しみにしようと思いました。

左の花は即売会で購入してきたプラプラセンス交配の中輪花です。自分の手元には原種系の渋い色目のものばかりになってしまって、始めたばかりの頃のピンク系の花が一つも無くなってしまいました。

そのせいか余計にこの花が可愛らしく、買って買って~とアピールしていましたので連れ帰りました。スモーキーピンクという色合いになるそうです。これにイエロー系を足してもアプリコットにはならない感じがしますけど、抱え咲きの花弁少なめの優しい感じが気に入っています。

アプリコットといえば樋口さん。ウィンターシンフォニー・スウィングが中輪のアプリコットであるみたいです。それと比べても悪くない花だと思いますが、どうでしょうか。

2014年2月27日木曜日

ようやく? そろそろお絹さんも咲きそうです



大雪が降ったり寒かったりでなかなか生長しなかったお絹さんですが、この頃の暖かさのお陰でようやくつぼみが大きくなってきました。

例年に無く低温が続いたので、一時はつぼみが凍ったままダメになってしまうかとハラハラしましたが、意外と丈夫です。

サンシャインの展示品を見ても、若さま本家でも葉を切ってしまっているので、我が家でも古葉を切ることにしました。薄茶色になってしまって見苦しかったので、葉が付いていない姿がすっきりして見えますね。

花茎は四本のようです。つぼみは一茎あたり3個という感じでしょうか。花付きの良い交配種だと思いました。早く開いてくれないかなぁ。
 リグリクスもようやくこんな感じ。水仙を上品にしたような、甘めの香りがすっきりと香ります。今まで育てていた実生系のリグリクスとはちょっと違う感じです。

ウィルさんの実生個体はいくつか育てていますが、どれも丸弁でカップ咲きの花型が良い個体です。この現地採取のものも丸弁でカップ咲きになりそうなので、この系統を実生で増やしているのかなと思いました。

香りの強さで言うとかなり強いです。雨の日でも側によると香りが分かります。晴れれば更に強く香りそうで楽しみです。


 デュメトルムのダブルもつぼみがはっきりしてきましたが、やっぱりこの個体はあまり強くないと思っています。

昨年の初開花の時も三つあったつぼみのうち一つが咲かずに潰れてしまったし、今年も左の脇枝に一つ、右の主枝に一つ咲きそうなつぼみがありますが、他の三つは潰れそうです。

かなりしっかりと肥培して、栄養状態を良く保ってやらないと多くの花を咲かせるのは難しい個体なのだと思います。もともと原種なんだからその位クセはあるんだろうとは思いますが、デュメトルムはやっぱり難しい。



 クロアチクスのダブルも間もなく咲きそうです。こちらはデュメトルムに比べるといたって育てやすく、現地採取のクロアチクスもいくつか育てていますが、やっぱりそれも育てやすいのでクロアチクス自体が強健な種なのだと思います。

昨年の秋に植え替えをしていないので、丸一年以上そのままです。暖かくなる前に一回り大きな鉢に植え替えて根を緩めるか、欲しい人が多い個体なので株分けしようか考え中です。

クロアチクスに関しては株分け後の増殖も良いと感じていますので、分けちゃってもいいかなと思っています。


2014年2月9日日曜日

大雪

乗るしかないこの……的な。16年ぶりの記録的な大雪だそうで。地元でも13年ぶりに積雪43cmとかなんとか。

昨日から雪かきで腰が痛いです。

先週一週間は寒さのせいかほとんどつぼみの生長は見られずで、牛歩のようにゆっくりです。

月末くらいになりますかねー。

2014年2月1日土曜日

リグリクスとデュメトルム・ダブル

 つぼみの写真ばかり続いてしまいますが、今月中にはどちらも咲いてくれると思います。今日みたいな暖かい日が続けばすぐ咲きそうです。

これはWM0710のコレクターズNo.を持つリグリクスです。原地採取個体の株分け品なので、Wildの個体です。これはリグリクスの発見者であるウィル氏が「最もリグリクスらしいリグリクス」としているコロニーのものだそうです。

標本個体が採取された基準産地のものでは無いかもしれませんが、かなり近い特徴を持っている物と推測しています。つぼみがわりと丸っこい感じで咲く前から可愛いつぼみだなぁと思ってみています。


入手は2011年2月なので3年目でようやく花を付けてくれました。いままでリグリクスは生長の早い、育てやすい原種とばかり考えていましたが、この個体に関していえばそれ程育てやすくはありません。さて、今までとは違った花が咲くのでしょうか。少なくともリグリクスは常緑性が強いと考えていたわたしの中の常識はこの個体のせいで崩れましたw


もう一つが二回目の開花を迎えるデュメトルムのダブルです。こちらは大木ナーサリーさんの実生個体で、ウィル氏がハンガリー郊外で発見したデュメトルムのダブルの Selfで採種された子供たちです。

こちらはいたって原種っぽいというか、育てにくいです。実生でたくさん流通している一重のものより花芽も付きにくいと感じています。

個体差なのか純系になりすぎて弱勢を起こしているのかわかりませんが、クリスマスローズは元々他家受精の性質を持つ花なので、純系に固定しすぎると色々問題が起こるのは仕方ないのかもしれません。

別系統のデュメトルム・ダブルを手に入れて、クロスで増やしてみたいですね。

2014年1月30日木曜日

ダブル・クロアチクス

 今年で4年目になるクロアチクスのダブルが順調につぼみを大きくしてきました。株分けを何度かしていますが、小さく分けすぎなければ意外と良く殖えるなぁと感じています。

原種のダブルの中でもクロアチクスについては、交雑していて原種とは言えないとか、クロアチクスでは無いのでは? など様々に言われています。

自分も可能な限り調べてみましたが、この個体が確実にクロアチクスであり、園芸品種と交雑していないという確証は持てていません。

ただ昨今流通しているYさんの物でも、若泉さんの物でも、ましてや大木さんの物でも無い、ちょっと変わった由来の個体なので自分はクロアチクスで間違いないだろうと考えています。

文献をいくつか当たってみましたが、クロアチクスの特徴とされる花梗や苞葉の繊毛はまばらな個体もあればかなりはっきりとわかる個体もあるようです。ただ過去のデータ程クロアチクスでは無い、クロアチア産のアトロルベンスに対して調査してしまっている可能性があり、何とも言えません。

原種であるのか無いのか、何物なのか今ひとつはっきりしていませんが、譲って頂いた方の話しを信じて大事に育てています。花はとても可愛らしいバイカラーのダブルです。

先週より少しだけ大きくなってきたお絹さん。本家の若さまの元では既に開花が始まっていくつか販売もされているようです。やっぱりここは寒いのかなぁと思いながら、まだかな~と毎日待っています。

年末に咲き始めた卑弥呼はまだ一番花が雄しべが落ちきらずに咲いています。温度のあるところだと一週間程で老けてしまう花も、冬の戸外だと一ヶ月近く楽しめます。

二番花もそろそろ咲き始めますので、桜が咲くまでまだまだ美しい姿を楽しめそうです。

2014年1月23日木曜日

色づいてきたお絹さん

 絹もこの頃の暖かさのお陰かだいぶつぼみが大きくなってきました。このままだと二月中旬には咲いてしまいそうですね。戸外で過ごさせているので、山梨の冬は寒くて厳しいと思います。

手前に写っている苞葉が凍害を受けて白っぽく変色しています。葉先と言うよりは半分以上が凍って寒風にあおられてフリーズドライになってしまいました。

クリスマスローズはニゲル以外のほとんどの種類は、大きな苞葉でつぼみを守っています。ニゲルを片親に持つ絹ですが、チベタヌスの性質のお陰か大きめの苞葉でつぼみは守られています。
一番左端と二番目、右端の三つは花芽です。真ん中下向きの芽は大きめですが残念ながらつぼみは無さそうです。昨年もこのくらいの大きさの芽が二つ付きましたが、どちらも葉芽でした。

チベタヌスのピンク色を想像していると、それよりはずいぶんと紅色の強いつぼみだなと思います。桜のように淡いピンクの花が咲くのか、それともこんな感じの濃いめのピンクになるか。

若泉ファームさんより苗が届けられた時に、ちょっといたずらしている物です、という感じのメッセージが付いていました。もしかしたらこの絹は、今までの若さまの絹とは少し違った系統なのかもしれません。

まーそんな事は無いと思いますがw あと一ヶ月もすれば結果がわかりますので楽しみです。

2014年1月13日月曜日

卑弥呼

卑弥呼がようやっと咲いてくれました。昨年に若泉ファームより購入した株で、今年は二年目の開花です。これは卑弥呼の中でもネクタリーが黄緑になるタイプ。

つぼみは昨年のうちに上がって大きくなっていましたが、寒い日が続いたのでほぼ一ヶ月ほとんど生長しませんでした。株元にある二番、三番のつぼみはどれもまだ小さくて、こちらは本格的な春の訪れまでお休みな感じです。

 昨年も思いましたが、卑弥呼の花びらは厚くてしっかりしています。毎晩凍って溶けてを繰り返していても傷んだところが見当たりません。

クリスマスローズは本当に寒さに強いんだなぁと感心しています。ただ、雪の下に埋もれてしまうような場所だと雪解けまで芽を出さないことを願います。山梨は空っ風が吹きすさぶ真冬の寒さ。辛い環境でもしっかり咲いてくれます。

抱え咲きで控えめなうつむき咲き。色もしっかりと赤いクリスマスローズです。

2013年12月23日月曜日

卑弥呼と絹

若泉ファームさんの卑弥呼が今年のつぼみを上げてきています。若さまのブログでも今年は花が早いようだと紹介されています。

我が家では昨年初めて入手した物で、今年は二年目になります。開花も二年目の株なのかと思います。例年だと年が明けるくらいからつぼみが伸び始めるので、今年は年内に伸びちゃって大丈夫かなぁとちょっと心配しています。

旺盛に生育していたので、11月下旬にばっさりと古葉切りをしています。今残っているのは秋から伸びてきた新葉が数枚と、株元にもう一つのつぼみです。

直射日光を一杯浴びて寒さにも当たっているので、濃くしっかりした色で咲いてくれるだろうなと期待しています。あとは寒波で傷まないといいなぁ。

お絹さんは今年は受難の年でした。秋真っ盛りにやってきた大型台風で葉を数枚折られてしまったり、棚の上から鉢ごと転げ落ちたりさんざんです。それでも元気に丈夫に育ってくれています。

こちらも秋から全日射で日に当てているので、だいぶ黄色っぽい葉になっています。葉焼けはしていないので大丈夫でしょう。株元に大きな芽が二つあって、どちらからも小さなつぼみが見え始めました。待望の絹の花が見られそうです。

それ以外にも葉芽が四つ程付いていて、意外にも絹は増殖率がいいんだなぁと感心しています。初期生育はのんびりで難しいようですが、大株になると丈夫でペースが上がってくるタイプのようです。

こちらも風よけをして寒波で傷まないように注意しています。週に一度うすーい液肥を上げて防寒と肥培に役立てています。さて、どれほど綺麗な花が咲いてくれますか。

まずは二月まで我慢です。

2013年11月4日月曜日

くるい咲き?

原種のアトロルーベンスが、今年は早くも咲き出してしまいました。完全な狂い咲きってやつになると思うのですけど、花を見ると意外としっかり咲いている?

これは現地コレクトの種子より育った株なので、園芸種と交雑している可能性は無いようですが、現地では場所によって他の原種が混生しているところもあるようです。

コレクターズナンバー持ちの個体なので、調べればどこか分かると思いますが……スロベニアのサイトだったような気がする。

アトロとしては比較的珍しい緑だけの個体で、花も大きくて形が良いので気に入ってます。台風で何度か鉢がひっくり返ったり今年は受難の年だったので、危険を感じて早く咲いちゃったのかなw

2013年7月23日火曜日

夏のお絹さん

最初、タイトルを「夏のお嬢さん」としようと思ったんですが、それではあまりにも年齢がばれるという…これ書いたら意味ないですが。

とんでもない猛暑になった今年の山梨です。クリスマスローズもだいぶ暑そうにしていますが、日陰に避難している株はそれなりに元気そうです。

お絹さんも朝日だけ当たる一角に置いています。左下に写っている鉢が、地上部が消えてしまったチベタヌスの鉢です。枯れるの早かったなぁとか、大丈夫かなぁとか色々心配です。

葉脈が白く抜ける性質は今年は春から継続していて、葉が硬くなった現在もこんな風に綺麗なままです。ちょっと緑が浅い感じがするので、肥料切れしてるのかなと思います。

お彼岸過ぎて涼しくなったらしっかりと肥料を上げないと。でも、あまり肥培しすぎても箱入り娘のお絹さんには良くない感じもする。新芽の動きを見ながらボチボチ上げていく方が良いのかもしれません。

2013年3月19日火曜日

葉の美しさ

二つ目の葉芽も元気に生長中のお絹さんです。展開中の新葉は、葉脈に沿って入る白い模様が目立ちます。上に写っている葉のように、ある程度固まってくるとこの白っぽい模様は徐々に薄れていって、最後は分からなくなってしまいます。

昨年とはずいぶんと葉の雰囲気が変化してきました。大きめの鋸歯が全体に入るのは同じですが、所々不連続に欠刻が入ります。この性質がチベタヌスから来ているのか、ニゲルから来ているのか分かりませんが、面白い現象だとみています。

エリックスミシーの品種の中に、この葉のような編み目に白く抜ける模様を持つ品種があります。最初それはリヴィダス由来の形質だと思っていたのですが、最近になってどうも違いそうだと思い始めました。

ニゲルのマーブルリーフを見た時に最初に引っかかりを感じたのですが、このお絹さんの葉を見ていてやっぱりそうなのかなぁと。この形質、どうやらニゲルの方にありそうです。葉脈に添って葉緑素の発現が遅れている、一種のアケボノ斑なのではないかと思い始めています。 ただ、ニゲル・マーブルリーフの場合は後暗みしないので、こういうタイプを何代か継続していると固定化するかもしれません。

それが植物にとって幸せな方向なのか、不幸なのかは分かりませんが。来年は桜色のおしとやかなお顔を拝見できる事を期待して居ます。

2013年3月16日土曜日

斑入りのリゲルその後

なんかもう、かなりのノンビリさんで。そろそろクリスマスローズも終わりだよと言う今頃になって、小さなつぼみを上げてきました。

それだけ「斑入り」というのは生長阻害するんだなぁとしみじみ感じています。人の目から見ると美しいと感じたり、珍しいと思ったりするこの斑入りですが、植物にとっては迷惑な事この上ない現象ですね。

芽数は良く増えています。斑の入らなかった兄弟株はどれも2~3芽になっているのに対して、この株だけ6芽に増えています。

葉の枚数も多いですし、一枚あたりの光合成が減ってしまうのを補うために、必死で枚数を増やしているって感じがします。花なんか咲かせてる場合じゃないと。それでも天芽につぼみを持ってくれたのは、ようやく花を付ける余裕が出てきたのかなと少しホッとしています。

相変わらず完全な青葉は出にくいようで、うまく斑が散ってくれています。継続性は高そうなので、株分けしながら少しずつ増やしていこうかと考えています。

 デュメトルムのダブルは順調に生長中です。Selfで付けたタネもしっかりと出来ているようで、充実してくれるのを待っています。

何粒採れるかなぁ。

2013年3月10日日曜日

大木さんの即売会

大木ナーサリーさんの即売会に行ってきました。今シーズンはこの土日で最後なんだとか。この頃はやけに暖かい日が続いているので、一気に開花が進んだ感じもあります。

色々なタイプが所狭しと並んでいるのはやっぱり即売会ならではですね。場所は例年通りの gallery trax です。大木さんと言えば原種、ってイメージがありますが、オーソドックスなハイブリッドも普通にあったりします。

今回並んでいたのは、どちらかというと大木さんのイメージ通りというかw 原種交配と表現される、原種の形質が強く表れている物が多かったように見えました。

大木さんはラベルに「○○Fx」って感じに、原種と掛けてから何代目だよというのが分かるように書いてくれます。デュメトルム、ムルティフィダスなどの F3が目に付きました。

室内の展示はこんな風におしゃれです。テーブルと壁が白くて、古びた木目の床といい感じで対照的です。そこに飾られたポットは何だかブティックに並んでいるアクセサリーのようです。

ただ、黒ポットそのままなのでかなりワイルドですがw
以前の即売会で、自生地の雰囲気を再現する試みをされていた事があります。

床に落ち葉を敷きつめてそこにポットを埋めるように飾っていました。あれはとても大変だったと思いますが、雰囲気はいい感じだったなぁと思い出します。

壁に飾っている写真は大木さんが撮ってこられた自生地写真が並んでいます。いくつか説明して頂きましたが、直接見る事の少ない自生地の雰囲気が色々と想像できて、写真を見るだけでも十分に楽しい展示でした。プルプラセンスの青っぽい花にはびっくりしました。

 そんなわけで本日のお持ち帰りは、こちらのプルプラセンスがまず一つ。大木さんのNSで咲いてきた花だそうです。

色合いというか、紫の入り方がなんか不思議な感じがします。プルプラらしくないというと変ですが、 自分が今まで持っていなかったタイプです。

苞の形もだいぶ違う感じなので、ハンガリーの個体しか比較対象がありませんが、これはどこか違うところのプルプラセンスの子供なのかもしれません。

肉厚な花びらはやっぱりプルプラなんですけどね。ぎゅっと固まった雄しべの感じとか。

もう一つはムルティ交配 F3の表記があった、多弁タイプのバイカラーです。表側にはベインも入るようで、なかなかにどぎつい色彩のお花。

個人的に嫌いじゃないこのタイプですが、多弁タイプは初めてかもしれませんね。これで横向きでどばっと開いたらさすがに引くかもしれないw

この一番花は雄しべが正常ではありませんでした。花粉が出ないタイプといいますか、小さくなって元で固まってしまっているもの。ただ株が若くて力不足でそうなっているのか、交配の結果雄性不稔になっているのかは分かりません。

見た感じでは前者じゃないかなと思いますが、面白そうな雰囲気を感じたので何か交配してみようと思います。雌しべは正常な感じなので。

ムルティ交配は背が高くなるものが多いのですが、これは大木さんが言うコンパクトタイプなのかもしれません。葉の茂りの上で花は咲いていますが、 15cmくらいの所でしょうか。以前に見た事のあるこの兄弟株という花は倍以上の背丈が出ていたので、雰囲気がかなり違いました。

のっぽさんも好きなんですけどねー。この子供たちはどうなりますやら。

2013年3月6日水曜日

変わった模様の花

二年前に実生一年苗で購入した「花あそび」さんの原種交配苗が咲きました。当時はヤフオクでの購入だけだったかな? いくつか原種交配を落札していて、その内の一つです。

今年はこの一つだけですが、来年以降色々咲いてきますので、花あそびさんの交配には注目しています。もうお一方、ヤフオクで出している個人の方のお花も注目しているのがあるのですが、そちらの方はネットショップなどはやっていないようで、趣味の範疇で楽しんでおられる様子。

さてこの花は原種交配のDDグリーン吹っ掛け絞り小輪にDDデュメトルムを交配したものだそうです。写真だと分かりにくいですが、直径が 2.5cm程の小輪で最近の陽気にも関わらず、開くのに一週間近く掛かったという身持ちの堅いしっかり者です。

花弁はややサイズが小さいので、来年以降変化するか、このままか判断が難しいですが、初開花の為本来の状態では無いと考えています。

 特徴的なのがこの不規則なドット模様。吹っ掛けという表現がまさしくそのままで、あえて英語風に言うなら「ダップルド・バイカラー」って感じでしょうか。

スポットと言われている模様は規則性があります。この模様には規則性を感じません。全体としてみれば幅の広い覆輪状に散っていますが、いくつかは中央にも飛んでいます。

スポットなどの遺伝子とは異なる、別の遺伝子が支配していると思います。トルカでこういうタイプの模様を見たことがあるので、種子親の方にそういう遺伝子があったのかなぁとか。

正面には入りませんので、もっと緑が不透明になれば透けずにコントラストが綺麗になるかと思います。夢花人さんがデュメを使うと色が濁るから好きになれないと仰っていますが、まさにその濁る、抹茶のような不透明感を強くすれば表裏のコントラストが上がってキレが出るんじゃ無いかと考えています。

元々の交配の狙いがその辺にあった気がするので、ひとまずはセルフで。DDデュメは既に花が終わってしまったので、戻し交配はうまくいって来年になりそうなので、セルフでどこまで抹茶になるか見てみようと思います。

2013年3月3日日曜日

出てきちゃいましたw

前にちょこっと書いていた、今年の発芽苗で芽が出てくるかな、どうかな、と考えていたものです。蒔いたタネが発芽しないよりは出た方が良いじゃないか、と叱られそうですが、交配の組み合わせを考えると出てこないこともあるのかな~なんて密かに思ってました。

予想とは往々にして裏切られるもの。むしろ斜め上を行ってこその予想! なんて訳でもありませんが、自分の中でもっとも気にしているタネたちはとりあえず二本発芽してくれました。全部で5粒しか採れなかったので、残り3粒も元気で出てきてくれるかな、それともダメになっちゃったかな……

右下の最初に出てきた双葉を等倍で切り出してみました。後ピンで見にくくて申し訳ありません。さてこの双葉、発芽してそろそろ5日程経過するんですが……ちょっと妙な感じがしませんか?

どこがどう、とはっきり言えないのですが、他の双葉の初期状態と比べると、厚ぼったくみずみずしい感じで、このあと生長して大きくなるのかなぁ、と疑問を感じます。

有茎種のリヴィダスがこんな感じの双葉を出してくるんですが、この種子は全く関係ない交配です。少しネタバラしすると種子親はリグリクスです。花粉親は、さてなんでしょうw この交配するのはけっこう苦労してタイミングを合わせた、がヒントです。けっこういろんな人が既にやってるんじゃないかと思いますので、もう咲いてる花もあるんじゃないかな。

咲くまでどの位掛かるか分かりませんが、リグリクスの早生な性質を受け継いでくれると嬉しいです。ついでに香りもw

2013年3月1日金曜日

今年の「お絹さん」の様子

我が家に来てから丸一年と半月程が経過した今日、二回目の植え替えを行いました。植え替えといっても鉢増しなので、根にはあまりダメージは与えていないと勝手に思い込んでますw

今までの鉢は中深鉢の5号サイズ。これからバラ用の6号のロングポットに鉢増ししました。下から1/4はナチュライトの大粒がたっぷり入っていますので、水捌け抜群です。

用土は昨年植える時に使った原種用の配合に、今年の改良を加えたもの。昨年後半くらいから今の配合に切り替えていますが、トルカやデュメなどの根傷みがかなり減ったので、今の配合がベストなのかなと考えています。

愛称で「お絹さん」と呼んでいますが、これはご存じの通り若泉ファームさんの「絹」です。秋頃に新芽の芽当たりが大きくなってきたので、もしや!? と勝手に盛り上がっていましたが、やっぱり花は咲かずに葉芽でしたw さすがにお嬢さま、そう易々と心を許してはくれないようです。

反対側から見るとこの通り、もう一つ葉芽が動いていますし、親の頂芽も新葉を展開してきました。植え替えの時に見た感じでは傷んでいる根も無さそうでしたので、まずまずの栽培だったのでは無いかとホッとしているところです。

ニゲルそのものだと古い葉先が傷む事はまだ無いのですが、年明けくらいからちょっとずつ葉先が茶色く枯れ込んできました。これは灰色カビ病にでもやられたのか、と殺菌剤を散布していますがあまり効果が無い様子です。

落葉性のチベタヌスの血がそうさせるのか、でもチベタヌスだって葉が枯れるのもっと後だよなぁとか、昨年届いた時はどうだったっけ? とか色々考えてしまいますが、新葉が傷み無く展開すれば大丈夫だろうと決め付ける事にしました。考えてもよく分からんしw

 昨年出てきた新芽は、本当にうっすらとだけだったのであまり気にしていませんでしたが、お絹さんの葉って模様葉なんですねぇ。

葉脈に沿って白く抜ける、リヴィダスなどに見られる現象です。ニゲルのマーブルリーフだともっとはっきり表れたりしますが、お絹さんの葉の感じだとテンナンショウの銀葉っぽい感じもして好ましいです。

よく見ると小葉の付け根の辺りはうっすらピンク色も乗っていて、新芽が伸びて葉が展開してくるこの時期だけの美しさだよなぁと、瑞々しい新葉を堪能しています。葉が完全に展開して革質な感じに硬く、厚ぼったくなる頃にはこのピンク色も、模様も消えてしまうと思いますが、それまでは毎日ニヤニヤしていようかと思います。チベタヌスの形質なんでしょうかね~。