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2015年2月28日土曜日

大木さんの即売会二回目

Gallery trax さんでの今年二回目の即売会です。今日も人いっぱいかな……と11時ちょうどに現地へ着くと、入り口で並ぶ人たちがw

前回と同じくらい? 皆さん窓から見えるあの花、この花と狙いを定めているようでした。

わたしは小輪のネオン系と面白い花は無いかなぁと、のんびり見て回っていると、目の前で次々に消えていくポットたちw

いやもう、みんなすごい勢いでピックアップするんですね。のんびり見てると間に合いません。

ホワイトピコティのSDがとても綺麗でした。大木ナーサリーの花、というと渋~い原種系のイメージがありますが、とてもオーソドックスな花もしっかり手がけていらっしゃいます。

なかでもわたしが毎年楽しみにしているのが、ホワイトのピコティ系。ダブルで可愛いのがあったので、それはゲットしてお持ち帰りしました。

他にもリバースタイプ、グラデーションタイプ、ゴールド系、パーティドレス系?、などできれいなお花が色々ありました。でも、やっぱり緑系のダブルやムルティ交配など、渋系の花が多いのは確かですね。




そんな中で面白い咲き方の花を発見。花型は今ひとつですけど、花茎の出し方が面白い花です。デュメトルムの側枝を伸ばした感じというか、地際からぶわっと枝分かれして、多数の花を一度に付ける感じ。

今までこういう咲き方のクリスマスローズは見たことが無かったので、とても面白いと思いました。花の色は葡萄色というのでしょうか、特徴のあるパープルでした。

この花も気に入ったのでお持ち帰り。他には悩んだ末の小輪ネオン系を一つと、Slovenia 産のアトロを買いました。自分はトルカよりアトロのほうが好きなんですよね。

花の大きなものや草姿の乱れるものも多いですが、丈夫で花付きが良い事が気に入っています。トルカはちょっと気むずかし屋で、扱いにくい個体が多いです。

今回これは!? と思ったのがこちらの花。見た目は原種のダブルそのものに見えます。でも大木さんに伺ったところまぎれもないハイブリッドだそうです。

原種F1 どころじゃなくて、けっこう色々と交配してあるのだとか。このすっきりとした緑一色に、形良く並ぶ花びらの雰囲気は、ハイブリッドで洗練されてきた遺伝子のなせる技なのでしょうか。

原種のダブルは三種類しか手元にありませんが、確かにちょっと花びらに縒があったり、真下を向く咲き方だったり、鑑賞の点からは残念な部分もあります。

斜め下を向いて咲く所や形の良さは、原種そのものではない事の証なのかもしれません。株元から伸びている新葉も、原種のトルカにしたら出てくるのが早いと感じます。

花径はわずか3.3cm。デュメトルムよりは大きいですが、手元にあるモンテネグロ産のトルカ(セルビクムと同種と考えられています)より、一回り小さいです。

ボスニアのトルカ? だったかな、を使ったそうなので、それなら納得です。クロアチアやボスニアのトルカは花が小型のものも多くて、下手をすると2cm無い小さな花の個体もあります。

やっぱり原種の花は面白いですね。これは原種ではないので、たぶん育てやすいです。当然お持ち帰りしましたw

2015年2月7日土曜日

今期に購入したお花

最初はクロアチクスです。WM0432 なので、もう10年以上前に採取されたものなのですね。一過性のブームで終わらずに、園芸の一分野として、着々と歴史を積み重ねているなと感じます。

ウィルさんの株分け苗で株の状態も良くて、何より整形花なのが素晴らしいです。ベインも入る典型的なクロアチクスと思います。

苞葉は細く小さくて、国内で流通している実生系の株とは雰囲気が異なります。アトロルーベンスは苞葉が大きな個体も多く見掛けますが、クロアチクスの特徴として、株に対しての花の小ささ、苞葉の小ささもあると記載されています。

現地でたくさんの個体を比較しないと正確な事は言えませんが、Wild 由来のこうした個体を見ていると、やっぱり原記載の情報は正しいのだろうと思えます。

良く取り上げられる苞葉と花梗の繊毛は、びっしり生えていますw

 続いて若泉さんの卑弥呼。卑弥呼は二株目です。前に購入したのはネクタリーがグリーンのものだったので、赤ネクタリーのこちらを入手しました。

やっぱり赤の一重は見飽きなくていいですね~。反則気味に透過光で写すと、見事な赤色が上品で素晴らしいです。

先代の緑ネクタリーの個体も、ようやく開きはじめました。戸外で育てているので、この時期の生長はとても緩やかです。その分長く花を楽しめるので、良い事ではあるのですが……じれったい。







こちらのクロアチクスダブルの血を引くお花も若泉ファームさんのものです。初期の頃から比べると、だいぶ「若さまらしく」なってきたように思います。

若泉さんのグリーンダブルは、およそわたしの知る限り最高のものだと思っています。花型、咲き方、花びらの厚味など椿の趣を感じさせる良い花です。

その形が反映されてきたのかなと、嬉しく思いました。色彩はバイカラーとも、ピコティともいえる複雑なもので、色の点ではまだ原種に引っ張られていると感じます。

ここから鮮やかさを増していくか、或いは違う方向に進むのか。来年以降も答えを見続けようと思います。



 最後に大木さんの小輪ピコティーです。デュメトルムの系統だそうですが、草姿以外にはデュメトルムっぽさを感じません。花はハイブリッドの丸弁ピコティーを小さくしたものそのものです。

組み合わせの妙なのか、よくぞこういうお花になったなぁと、感心しました。こちらは即売会で購入したものではありませんが、華やかなダブルの花が咲き乱れる中では、見落としてしまったかもしれません。

クリスマスローズのお花を美しいと、初めて思ったのはホワイトピコティーの一重咲きを見た時でした。自分にとって原点とも言える白のピコティー咲きは、いつまでも追いかけていたい花です。

このお花は一つの理想形だと思います。

2014年3月2日日曜日

リグリクス WM0710 が開き始めました

本日は雨です。昨日に続いて雪にならずにほっとしていますが、河口湖の方で30cm越の積雪らしくて心配です。あちらは雪かきの進んでないところも多いので、雪崩など二次被害が無いといいなぁ。

WM0710 が結構開いてきました。ウィルさんのNS系リグリクスを数株育てていますが、それらとほぼ似た感じです。丸弁のカップ咲きで、とても良い匂いがします。

まだ開葯していないので開花ではありませんが、この状態でも雨模様にかかわらず結構強く香ります。自生地だと花のある方向が香りで分かる、というのも本当みたいに思えます。

 開花まで長く待たされたリグリクスでしたが、待って良かったと思いました。花型の良さと香りの良さ、強さとどれも手持ちの中では最上です。やや育てにくい部分はセルフで増殖を繰り返す上で選抜していくしかないかなと。セルフだと弱勢が起こりそうなので、出来れば別のサイトのリグリクスとクロスで種子を採りたいです。

リグリクスといえばリグラリア半島の付け根付近が産地として有名です。その後も他の研究者も含めてウィルさん自身も数カ所の離れた自生地を確認しているようです。ただそれらがリグリクスそのものなのか、ヴィリディス、ボッコネイなどと交雑しているかは研究中だそうです。

このサイトのものは典型的、と表現されているのでおそらくリグラリア半島に近いところのものではないかと思います。 今年が寒かったからなのか、前年の葉は全て年明けすぐに枯れてしまいました。

リグリクスは常緑種という「常識」があったのでこれは意外でした。オドルスはどうやっても枯れることなく、茶色くはなりますが春まで残る物が多いです。他のNS個体はどれも枯れずに残っていますので、ムムム……という感じ。

大木さんの即売会に行ってきました。今シーズンは大雪で大変だったと思いますが、これからも可愛らしい花の育種に努めて頂けると期待してます。
大雪でハウスが被害に遭われたお話もうかがいました。不幸中の幸いというか、育苗中の苗の大半は無事に救い出せそうだとお話しされていました。

それでもまだまだ雪が残っていて、壊れたハウスの撤去にも時間が掛かると大変そうです。人ごとではないなぁと身につまされる思いです。大木さんには色々面白いお話も聞かせて頂いたので、これからも大いに楽しみにしようと思いました。

左の花は即売会で購入してきたプラプラセンス交配の中輪花です。自分の手元には原種系の渋い色目のものばかりになってしまって、始めたばかりの頃のピンク系の花が一つも無くなってしまいました。

そのせいか余計にこの花が可愛らしく、買って買って~とアピールしていましたので連れ帰りました。スモーキーピンクという色合いになるそうです。これにイエロー系を足してもアプリコットにはならない感じがしますけど、抱え咲きの花弁少なめの優しい感じが気に入っています。

アプリコットといえば樋口さん。ウィンターシンフォニー・スウィングが中輪のアプリコットであるみたいです。それと比べても悪くない花だと思いますが、どうでしょうか。

2013年3月10日日曜日

大木さんの即売会

大木ナーサリーさんの即売会に行ってきました。今シーズンはこの土日で最後なんだとか。この頃はやけに暖かい日が続いているので、一気に開花が進んだ感じもあります。

色々なタイプが所狭しと並んでいるのはやっぱり即売会ならではですね。場所は例年通りの gallery trax です。大木さんと言えば原種、ってイメージがありますが、オーソドックスなハイブリッドも普通にあったりします。

今回並んでいたのは、どちらかというと大木さんのイメージ通りというかw 原種交配と表現される、原種の形質が強く表れている物が多かったように見えました。

大木さんはラベルに「○○Fx」って感じに、原種と掛けてから何代目だよというのが分かるように書いてくれます。デュメトルム、ムルティフィダスなどの F3が目に付きました。

室内の展示はこんな風におしゃれです。テーブルと壁が白くて、古びた木目の床といい感じで対照的です。そこに飾られたポットは何だかブティックに並んでいるアクセサリーのようです。

ただ、黒ポットそのままなのでかなりワイルドですがw
以前の即売会で、自生地の雰囲気を再現する試みをされていた事があります。

床に落ち葉を敷きつめてそこにポットを埋めるように飾っていました。あれはとても大変だったと思いますが、雰囲気はいい感じだったなぁと思い出します。

壁に飾っている写真は大木さんが撮ってこられた自生地写真が並んでいます。いくつか説明して頂きましたが、直接見る事の少ない自生地の雰囲気が色々と想像できて、写真を見るだけでも十分に楽しい展示でした。プルプラセンスの青っぽい花にはびっくりしました。

 そんなわけで本日のお持ち帰りは、こちらのプルプラセンスがまず一つ。大木さんのNSで咲いてきた花だそうです。

色合いというか、紫の入り方がなんか不思議な感じがします。プルプラらしくないというと変ですが、 自分が今まで持っていなかったタイプです。

苞の形もだいぶ違う感じなので、ハンガリーの個体しか比較対象がありませんが、これはどこか違うところのプルプラセンスの子供なのかもしれません。

肉厚な花びらはやっぱりプルプラなんですけどね。ぎゅっと固まった雄しべの感じとか。

もう一つはムルティ交配 F3の表記があった、多弁タイプのバイカラーです。表側にはベインも入るようで、なかなかにどぎつい色彩のお花。

個人的に嫌いじゃないこのタイプですが、多弁タイプは初めてかもしれませんね。これで横向きでどばっと開いたらさすがに引くかもしれないw

この一番花は雄しべが正常ではありませんでした。花粉が出ないタイプといいますか、小さくなって元で固まってしまっているもの。ただ株が若くて力不足でそうなっているのか、交配の結果雄性不稔になっているのかは分かりません。

見た感じでは前者じゃないかなと思いますが、面白そうな雰囲気を感じたので何か交配してみようと思います。雌しべは正常な感じなので。

ムルティ交配は背が高くなるものが多いのですが、これは大木さんが言うコンパクトタイプなのかもしれません。葉の茂りの上で花は咲いていますが、 15cmくらいの所でしょうか。以前に見た事のあるこの兄弟株という花は倍以上の背丈が出ていたので、雰囲気がかなり違いました。

のっぽさんも好きなんですけどねー。この子供たちはどうなりますやら。

2013年2月16日土曜日

今年の大木さんの花

大木さんの花は何か心引かれるものがあって、毎年数鉢ずつですが購入しています。中でもデュメトルム交配のシリーズは自分の好きなタイプの花が多くて、毎年一つは選んでしまっている気がしますw

今年の一鉢はこのデュメトルムF3のコンパクトタイプ。背が伸びずに小さくまとまるタイプのようです。花の大きさは3.5cm程で、原種のデュメトルムダブルより一回り程大きい花です。

花びらに撚れが見られますが、白い花なのでかえって趣を感じます。乱れの無いかちっとした花型も白い花に合いますが、風で揺れるさまを思わせるようなゆったりした波は有りな気がします。

ここから更に小さな花に持って行くか、ある程度草丈の出るタイプに変更していくか、どちらも面白そうだと思いますが、今年はいい交配相手が居ないので株の充実に努めようかと思います。

 もう一つは中輪のワインレッド色のダブルです。昔からこういう色合いの花が好きで、ついつい手に取ってしまう事が多いです。今年は淡い色彩のピコティーやピンクが人気のようですが、私は相変わらず渋いグリーン系とか、ワインレッドやダークレッドの花ばかり買ってる感じ。

この花はかなりの充実株だったので植え替えましたが、根を見て判断する限りだとトルカータスの交配系では無いかと思いました。かなりトルカータスの形質が強い根をしていました。ちなみに上のデュメ交配は、ほとんどデュメトルムそのものな根っこでした。

他にも苞葉の形質、花の立ち上がり方などからトルカの血筋じゃ無いかと判断していますが、花の形と色合いにプルプラの雰囲気も感じています。ただ、かなり遠い祖先にプルプラ入ったのかも? 位の感じ方ですが。

こちらの花とはグラハムさんのトルカ交配系小輪と交配してみようと思っています。どちらも赤系でダークな色彩の花なので、あまりパッとしたものは出来ないでしょうけど。渋く落ち着いた小輪の花になればいいなと思っています。